最新の記事
カテゴリ
Links
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
水・木と雨が降った後の晴れた土曜日である。釣り以外の事をするのは困難を窮める。
15時に入ったのは矢作川上流、根羽川。ここも2000年の豪雨以降、何年にも渡って河川工事が行われていたが、小戸名渓谷にはもう魚影が戻っているとボクは思う。この巨岩の続く美しい渓谷は、しかしキケンだ。大淵の底に居着く40cmを遙かに越えるコイのようなアマゴが、悠然と泳ぎ回る姿が偏光グラス越しにハッキリと見えてしまうのである。そして今日もまた、それはあまりにもあっさりと見えてしまった。 15時現在で、天気晴れ・気温29℃・水温21℃・ライズなし・ハッチなし。到底釣れるとは思えない状況だ、…サカナさえ見えてなければ。 とは言え、このモンスター達を底から引き出そうとすることが、ほぼ間違いなく徒労に終わることは分かっている。こいつらに取り合わず、瀬の流芯に出てきている奴のみ相手にするのが鉄則である。 約3時間半、状況が好転するのを待ちながら、瀬を叩き続けた。TIEMCOサイトマスター、一度使い始めるとそれなしには釣りは不可能に思えてくるこの偏光グラスを通じて見えてくるのは…けれど若鮎ばかりだ。 18時半。気温25℃・水温19℃。そう言えばもう1ヶ月以上も日本の渓流を釣っていない、ということを思い出していた。偏光グラスを外し、煙草に火を付ける。日本はもう夏が始まりつつあり、つまりシーズン前半が終わりつつあった。ドイツが少し懐かしい。 帰り道、考え事をしていたら道を間違えてしまった。…明日はどこへ行こうか。
by itotsuriguten
| 2005-06-18 23:59
| 本州
|
ファン申請 |
||