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AM9:00に目を覚ましてカーテンを開けると、
やっぱり… 外は雪景色。今日はタイイングでもして過ごそうかと思いながらパソコンを開けてブログを覗くと、脅迫めいたコメントが2つも入っている。「釣り場に行かねば、魚は釣れません」「行けよ…ミッチー。必ず行けよ…」。 …あのね、何が悲しくてマイナス7℃の中、大混雑の解禁週末に突っ込んでかなきゃなんないんです? そりゃボクも久し振りだし釣れる確率も高いだろうけど、興味をそそるようなレポになる可能性は低いんだから…。 PM0:30、それでもボクは寒狭川の広見ヤナ前のプールに立っていた。 寒っ! 気温0℃、水温2℃、ロッドを煽る強風が吹き付ける。ライズなど皆無である。ほーらね、こんなんじゃユスリカがどうのこうの云う状況じゃないでしょ、と心の中で愚痴を言う。 ともあれ、これから気温は下がる一方である。5つ釣ったらさっさと帰ろ。…しっかし釣れるんかいな。 7X、16ft程のリーダーにビーズヘッドフェザントテイルを結び付け、水面に打ちつける。…反応なし。もう一度。…。もう一度。…。 30分経過。肩が痛くなってきた。休憩しながらぼぉっと水面を眺めていると、不意に風が止んで水中が見え始めた。小さな黒い影が動く。…あー分かった、タナが深いんだ。 震える指でティペットを結びなおし、再開。 心の誓い通り、5匹釣って16時に納竿。数キャスト毎にガイドが凍って釣りどころではなくなっていた。最後の一匹はランディングネットに入ったと思ったのに、悠然と逃げていってしまった。ランディングネットもまた凍り付いていたことに気付いていなかった。
by itotsuriguten
| 2006-02-05 19:46
| 本州
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